
瞑想と書写行を通じて、己と向き合う時間
写経・写仏会のご案内
法泉寺人間学校

写経とは…
写経(しゃきょう)とは、仏教の経典を筆で一字一字、心を込めて書き写す修行【書写行】です。
古くは、仏の教えを正しく後世に伝えるために行われていたこの行いは、今ではどなたでも取り組める身近な仏道修行として広く親しまれています。
現代では、寺院などで開催される「写経会」に参加し、ご自身やご家族の健康・長寿、病気平癒といった【祈願】、故人への【追善供養】、あるいは【精神統一】や心の癒しを目的として写経を行う方が多くいらっしゃいます。
書き終えた写経用紙は、仏様への奉納として【納経】されます。
写経においては、「一文字一文字が仏様である」と言われます。
その教えの一文字一文字を、丁寧に、清らかな心で書き写すことは、仏様と向き合い、自分自身を見つめ直す尊い時間です。
コピー技術がなかったお釈迦様の時代、教えは人から人へ口伝で伝えられていました。やがて紙と筆が普及するにつれ、その教えを記録し、広く伝えるために「写経」という形が生まれました。それは単なる文字の写しではなく、教えを心と身体で体現する行いでもあるのです。
静かな時間の中で、一字一字と向き合うことで、日常の喧騒から離れ、心に安らぎと豊かさをもたらします。
法華経の修行
法華経には「受持・読・誦・解説・書写」という5種類の修行法(五種法師行)が、随所に説かれています。
・受持(じゅじ)…法華経を心に受けたもつこと
・読(どく)…経文を見て読むこと
・誦(じゅ)…経文を暗唱すること
・解説(げせつ)…経文を解釈して人に説くこと
・書写(しょしゃ)……写経すること
これら修行に励んだ人には、その功徳として「眼・耳・鼻・舌・身・意」といわれる六根が清浄になり、素晴らしい力が備わると説かれます。
真摯に書写行に励むことで功徳を積み、写経を寺院に納めることで、仏様とご縁を結ぶこととなり、願いが叶いやすくなると言われています。
法泉寺の写経・写仏について
法泉寺では、月ごとに内容を変えながら、「写経」や「写仏」の修行を行っております。
写経では、法華経の御題目「南無妙法蓮華経」を書き写すところから始め、徐々に長い経文へと進んでいきます。経本を見ながら全文を写す段階まで、参加される方のペースに合わせて丁寧にご指導いたします。
また、写経に先立ち、法華経【お釈迦様の教え】について、住職が簡単に解説いたします。意味を理解したうえで写経に臨むことで、より深い学びと気づきを得られる時間となるでしょう。
一方、写仏では、仏さまのお姿を筆でなぞり描くことを通して、心を静かに整える時間をお過ごしいただきます。絵の得意・不得意は関係ありません。線をなぞることに集中することで、自然と心が落ち着き、仏さまと向き合うひとときとなるでしょう。
何を行うかは、開催日ごとに異なります。お申込み時や事前のご案内で内容をお知らせいたしますので、ご都合やご興味に合わせてご参加ください。
開催日時
【開催日】毎月 第3日曜日(法務の都合で変更の場合あり)
【時 間】14時~15時
【参加費】1000円(用紙・筆ペン等ご用意しております。)
【持ち物】特にありません
※愛用の筆などがあればご持参可
※飲み物をご持参のうえ、適宜水分補給をお願いいたします。
【対 象】文字が書ける年齢、宗派問わずどなたでも
予約・問い合わせ

3名以上のグループ団体・企業様
別途、ご希望に合わせ日時を調整させて頂きます。
ご予約前にお問い合わせください。
また、会議室等へ住職が出向く事も可能です。
【時 間】1時間~2時間
【費 用】一人1000円(納経料)
【出張写経会】上記参加人数各1000円+交通費実費
【その他希望の方】出張写経の際、企業・団体様の社運隆盛、社員様の健康祈願等を同時に承ります。
事前にお問い合わせください。
ご参加にあたって
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用紙には下書きが印刷されており、始めはなぞり書きからはじめます。 どなたでも安心して取り組めます。
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仏さまの塗り絵もございます。 小さなお子さまもご一緒にご参加ください。
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椅子と机をご用意しています。 正座の必要はございません。
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冷暖房完備の客殿で行います。 静かな環境で、ゆったりとお過ごしください。
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時間内に終わらない場合は、ご自宅で続きに取り組み、次回ご持参いただけます。
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納経された写経用紙は、御宝前にお納めし、永代供養いたします。
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ご参加にあたり、宗派は問いません。
仏さまの教えに心を傾けたい方であれば、どなたでもお越しください。
こんな方におすすめです
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日常の喧騒から離れ、心を落ち着けたい方
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仏教やお経の意味に触れてみたい方
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精神集中や内観の時間を持ちたい方
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初めての方やお一人でも、安心してご参加いただけます
寺で開催の写経会に参加することが難しい方は、ぜひご自宅で写経をしてください。
別のページ【おうちで写経】にて、自宅で出来る書写行をご案内しております。